南宮崎到着直前、電車標準の鉄道唱歌のオルゴールが流れましたが、この音もかなりくたびれていて、笑ってしまいました。 列車は遅れを取り戻し、22時12分、南宮崎駅に到着しました。 ここで、車掌氏とお別れです。孤独旅でないと、このように車掌氏とこんなにたくさん会話をしなかったでしょう。まさに、「出会い」ですよね。 今度は、わたくしがいつ日豊本線の鹿児島〜宮崎間に乗るか分からないので、「九州新幹線の800系つばめの車内で会いましょう」ということで最後の言葉となりました。 無事に800系新幹線の車掌になってくれると良いですね。 |
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次に乗る列車の時間が1時間以上ありますので、駅前銭湯に行きました。 駅から歩いて5分以内にある、「武之湯」です。つくりは昭和時代の大衆銭湯と言った感じです。23時までの営業なので、ありがたいところです。 番台にいるおばちゃんは、わたくしを一発で旅の人と分かり、色々と教えてもらいました。また数人の地元の人も入浴しており、使い方などを教えてもらい、親切にしてもらいました。感謝感激です。 汗だけを流して、出てきました。 |
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23時を過ぎて、南宮崎駅に来ました。 すでに783系の「ドリームにちりん」が停車しておりました。もちろん、だれも乗ってはいません。夜中の南宮崎駅は結構寂しいところです。 |
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もちろん、グリーン車に乗車です。 この列車で「グリーン豪遊券」の切符が終了します。色々と豪遊したのが思い出されます。 この車両の側面にも783と書いてあるのが分かるかと思います。このように、車両番号が書いてあると、分かりやすいですよね? 「あ、783だ!」とか、「883は、かっこいい」、「787は、すごい」なんて事も鉄道のことが詳しくなくても言えますしね。 |
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これが783系のグリーン車の車内です。 座席ですが、かなり重厚の感じですね。 もちろん、わたくしは一人席に座ります。一人旅のときは、一人席のほうが重宝しますね。 これまで色々とグリーン車内をお伝えしましたが、それぞれの車両が全くつくりが違い、デザインもかなりこだわっているのがお分かりになるかと思います。 |
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こちらが783系の運転台です。これは88年生まれですが、すこし運転台も錆び付いていました。メンテナンスの悪さが出ていますね。 見難いかと思いますが… 窓を見れば分かるかと思いますが、外は、すごい雨でした。 |
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23時40分、定刻に「ドリームにちりん」は出発しました。 ほかの車両には乗っている人がいるのでしょうか? わたくしは、このようなものを用意しました。最後の晩餐です。メニューはサラダ、ちくわ、それから、とり天です。 というか、夜メシは、あの鶏メシのおにぎりだけでしたので… 次の宮崎駅からは、グリーン車にも乗り込んできて、貸切にはなりませんでした。 ビールを飲んだせいか、一気に眠気がきました。疲労のピークが来ていますので、ビール一本でも酔ってしまいます。普段は、絶対に無いのですが… |
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目覚めると、延岡駅に到着しました。 時刻は、0時半を回って40分になっております。ここで、宮崎県ともお別れになり、大分県へと入っていくのです。 その後、記憶はなくなり、目覚めたときは、小倉駅到着寸前の放送でした。 |
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小倉駅からは進行方向が変わり、先頭となりました。 ご覧のように、前面展望となります。これだと、楽しめますね。 |
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列車は、戸畑駅を出ました。この駅を出ると、このような大きな赤い橋を見ることが出来ます。 これは、若戸大橋といいます。 |
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この「ドリームにちりん」は、速度が余り出ませんでした。出しても、時速100km程度… 早朝だからゆっくりと走っているのでしょうか? 「ソニック」なら、時速130kmで突っ走りますからね。 しかし、赤間駅付近を越えてからは、この列車もやっと130kmを出すようになりました。時間で考えると、午前6時を過ぎたからこの速度になったと言った感じでしょうか? |
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こちら、実は、鹿児島本線の香椎駅を出た辺りです。 博多に近いわけですが、このように工事や高架区間となっております。 この画像にある駅は、今年の夏に開業する千早駅です。もうほとんど完成しておりました。 最初は、「あれ?こんな所に駅があったっけ?」と思ってしまいました。新駅なんですね。 |
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先ほどの区間を過ぎれば、このように、川を渡ります。 この橋を渡ると、もう終点の博多駅はすぐそこです。 |
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6時19分、定刻通り博多駅に着きました。 この783系とも、もうお別れです。今度は、いつ乗車できるのでしょうか? (5日目おわり) |